中国、環境保護税計画を検討

     CHINAdaily January 06, 2008
     China mulls tax plan for environmental protection


中国国税総局および環境保護総局は、2008年中の環境保護税創設のプラン検討に入った。


今年度の税制面における重要課題のひとつと位置づけられる環境税は、
財政部、国税総局および環境保護総局により、現在評価作業が進行している。


財政部科研所の孫鋼研究員と許文博士が2007年11月、北京の財経新聞
環境税の課税方法について3つの案を発表した。


原則は「受益者負担」である。
第1案は、資源を消費するか環境を汚染する製品の
製造・販売によって収益を上げる企業から徴収するもの。
許文博士は、ほとんどすべての製品が資源を消費するのだから、
この種の一般的な課税はすべての企業におよぶだろうと述べた。


第2案は、企業が排出した汚染物質の量に応じて課税されるというもの。
許博士は、対象となる汚染物質として、硫黄または硫化物、二酸化炭素
汚水および固形廃棄物を挙げた。


第3案は、潜在的な環境汚染製品——化石燃料、オゾンを消耗する商品、化学肥料、
農薬など——の消費者に課せられるもの。


一方、財政部当局は、環境保護のための緊急措置として、現行税制の拡大や
新たな税の創設よりも、資源税および消費税引き上げの可能性を示唆している。


環境保護総局がスポンサーとなっている中国環境網によれば、
中国ではすでに環境保護法および各種条例が法制化されており、
国内企業は環境にやさしい技術と製品モデルの導入を奨励されている。


中国が科学的かつ持続可能な発展に向けて努力している今の時期、公共意識を自覚して
環境保護に参加することが不可欠であると、中国環境網は述べている。

中国は、政府が「やる」と言ったら、強権的にできちゃう体制ですからね。
日本が関係各所の調整でもたもたしてる間に、環境保護でもさっさと日本を追い抜いちゃうかもしれない。
まあ、それができるんなら、それはそれでとっととやってほしいと思います。
とりあえず、砂漠に風車をずらり並べる、というのはどうでしょうか。
風車1基2億円くらいらしいです。
あれこれ不安の残るダムを建設するよりかは、いいように思うのですが。