中国、汚染源を調査研究

     CHINAdaily January 5, 2008
     China to study sources of pollution


中国政府はこの2月、国内の環境悪化を抑制するため、汚染源調査に取り組む。


国家環境保護総局(SEPA)の発表を引用して新華社の伝えるところでは、
調査は工業、農業および日常生活における汚染データを収集し見極めるとのこと。


「調査の結果は、地方行政上のいかなる処罰・評価の対象にもならない」と周生賢SEPA局長は言う。
行政、企業、その他公共施設は「調査結果による影響を不安がる必要はない代わりに、
それらが信頼できるデータであることを保証しなくてはならない」。


昨年(2007年)SEPAは、産業廃棄物によって主要な河川、湖沼が汚染され、
中国の環境は重大な状況に直面していると発表した。


中国の環境浄化は、過去20年以上にわたる急速な経済成長と、
特にテクノロジーの欠如のため、なおざりとなっている。


新華社は詳しく報じていないが、2006年、日本から中国北西部の大気・水質汚染軽減への
援助の申し出があり、国務院は汚染地域および汚染源に関する統計が信頼に足るものでは
ないとの専門家の指摘を受けて、日本の申し出を受け入れた。


新華社は、曽培炎副首相が「いろいろな汚染源のデータ収集は、
環境保護の重要な基礎となる」と語ったと伝えている。


すべての行政区、自治区および自治体に調査部署が設置され、
SEPAならびに農業省が当局職員を派遣するメインセンターに報告される。


収集されたデータはデータベースにまとめられるまでに複数回、概観として公表され、
2008年下半期に分析される。2009年中頃に、最終的な報告がまとめられる予定。