人類創成の謎:地球温暖化計画


地球の温暖化は、果たしてほんとうに「よくない」ことなのでしょうか。
ためしに温暖化が進んだ果ての地球の様子を、想像してみましょう。


大気の主な組成は、二酸化炭素と窒素と水。
海中にも、これらのガスが大量に溶け込んでいます。
地表の温度は、何度くらいと推測されるのか知りませんが
いずれにしても、かなりな高温ではあるのでしょう。
たしかに、これではニンゲンの生存には不適なようだ。
しかし、こうした環境をむしろ喜ぶ生命体もあるのではないですか。


かつて地球の大気が二酸化炭素であった時代、 植物が地球の主人公でした。
彼らは豊富にある二酸化炭素を吸収し、光合成をおこなって、代わりに酸素を吐き出しました。


そうして時を重ねるうちに、ヤバイ事態に直面したわけです。
つまり、大気中の排出ガス(=酸素)濃度が増加し、さらには
二酸化炭素の減少に伴って温室効果が薄れ、地表温度が下がってきた。
このままでは、植物の存続が危ぶまれる。


それはあたかも、現在の人類が大気中の酸素を消費し、代わりに吐き出す二酸化炭素が地表の温度を上昇させて、
このままでは人類が滅亡すると危機感をいだくことの合わせ鏡を見るかのようです。


そこでバランスをとるために、酸素を消費し
二酸化炭素を生成するシステムがつくられました。
そのシステムの、ひとつの進化形が、いわゆる恐竜です。


ところが恐竜、2億年の長きにわたって稼働させたものの、効率が悪いこと甚だしい。
結局、二酸化炭素の、植物による消費速度に対して恐竜による生成速度がまったく追いつかず、
地表温度はどんどん下がってついには氷河期にまで至ってしまいました。


こんな効率の悪いことはやっておれん、もっと高効率のシステム構築が焦眉の急、
というわけで、新たに策定された「地球温暖化計画」のもとで開発されたシステムが、「ニンゲン」なのです。


稼働当初こそなんとも頼りない働きだったものの、徐々に実力を発揮し、
旧システムが2億年かかって到達し得なかった目標をわずか20万年ほどで達成しようという勢い。
特にこの200〜300年ほどの進捗状況には、目を見張るものがあります。
これはもう、いけいけドンドンでいくしか、ないでしょう。


というのが、人類創成の真の目的なのです。
その結果、人類が自滅しようとも、地球はべつに困りゃしませんしね。


2007年4月1日付mixi日記に若干の変更を加えてあります)