人民日報「品質問題いまだ発現せず」（2月3日付）

　　　　　人民日報　<<新華網>>　2008年2月3日
　　　　　未発現輸日水餃生産廠存在原料和生産質量問題

新華網石家荘2月2日
河北出入国検験検疫局局長の程方が2日、内外のメディアに向けて、
河北食品輸出入集団天洋食品廠に対する詳細な検査状況を発表した。
それによれば、現在の所、同廠において、原料の品質ならびに製造過程の
品質安全性を脅かす問題は発見されていない。

河北出入国検験検疫局は1月30日午後、多数の調査員を派遣して調査を展開した。
日本から通報のあった2品目——2007年10月1日製造13グラム規格製品、
同10月20日製造14グラム規格製品の豚肉白菜餃子——の保存サンプルを抽出して
検査を行い、1月31日早朝、メタミドホスは検出されなかったとの結果を発表した。

その後、国家質検総局の調査組織が直接サンプルを取り、中国検験検疫科学研究院において
再検査を行ったが、メタミドホスは未検出であった。

河北出入国検験検疫局では、製品および包装袋のサンプリングを拡大し、1月31日、2月1日の両日、
製造日が中毒事件を引き起こした商品に近接した、計11日分のサンプルと回収品を検査した。
いままでのところ、メタミドホスは検出されていないとの結果を得ている。

現在、製造企業に対しては生産の停止と、日本からの製品回収、輸送途中の製品回収を求めている。
輸送途中にあった製品に関しては、現在工場への回収が進められている。
回収された製品は検験検疫局局員の監督の下、保存のための密封と、サンプル検査が行われている。

調査員は現在も、工場から接収した原料や補助材料の購入記録、生産加工記録等の諸データの審査を
進めており、管理、生産、加工等の各工程に関わる従業員30人近くに聞き取り調査を行っている。
目下のところ、異常状況の発見には至っていない。天洋食品廠は調査に対し、積極的に協力している。

天洋食品廠は1994年8月に中国輸出食品生産加工企業衛生登記資格を取得し、検験検疫部門の監督下で、
日本向け熱加工食品を専門に生産している。同廠は輸出製品に対する各種検査を受け入れ実施しており、
主要原料は自工場内または自社の備蓄基地から調達している。
工場では主要原料に対しては、定期的に立ち入り検査を実施している。

検験検疫部門は同廠に対して定期的に、衛生登記上の全面的な再検査と、同時に通常の検査を実施している。
2007年2月以来、検査は24回に及び、すべて順調に合格した。
昨年8月に開始した全国産品品質及び食品安全特別整頓期間中、
同廠は「品質承諾書」に率先して署名した。

天洋食品廠は1995年8月、日本関係部門の対日偶蹄類（ウシ、ブタなど）熱加工産品資格を取得、
この間、安定した品質で日本向けに産品を輸出しており、日本関係部門の定期的な登記工場検査では、
順調に合格している。